風の海 迷宮の岸 / 小野不由美

 

 

 

 

 

★5!

文句なしです。

 

あらすじ

 

幼き麒麟に迫り来る決断の時ーーー

神獣である麒麟が王を選び玉座に据える十二国。その一つ戴国麒麟の泰麒は、天地を揺るがす<蝕>で蓬莱に流され、人の子として育った。十年の時を経て故国へと戻されるも、役割を理解できぬ麒麟の葛藤が始まる。我こそはと名乗り挙げる者たちを前に、この国の命運を担うべき「王」を選ぶことはできるのだろうか。

 

 

感想

 

一昨日あっという間に読了して、二日明けてからこうして感想を書いているのだが、またもう一回読み返したくてしょうがない。

なにこれ。なにこれ。

特に私は0巻である『魔性の子』がもうめっぽう大好きだったので、今回のこの2巻『風の海 迷宮の岸』が高里くんの十二国でのエピソードなのがうれしくて、興奮して読み終わった。

あの失踪期間にこんなことで彼は悩んだりしてたのね、とグッとくることが多々。

なぜだか高里くんは私の今のところ推しキャラである。どうしても彼にはすんなり感情移入してしまう。全然違うタイプの人間なんだけどね。

読みながら、「本当に読書が趣味でよかった」と何度思ったことか。

ファーシーアシリーズ読んでた時も同じこと思いながら読んでたなー。

大長編はどハマりすると楽しい。

 

さてさて、上記した通り、この巻は高里くんの物語である。

なるべく0巻を読んでない人のためにネタバレは極力避けたいところではあるが、ちょっと無理かも。

 

なので、0巻『魔性の子』をお読みでない方は、これ以降の文を読まないでほしい。

 

 

さて。

結局高里くんは黒麒麟であったわけだが、その胎果として日本に生まれてしまったので、日本から十二国に連れ戻されたところからの話になる。

これがね、もう本当にたまらなく面白い。ドツボ。

日本に10年いたために、麒麟のなんたるかをそのまますっぽり喪失した状態で戻ってきた高里くん、改め泰麒。その葛藤がいろいろと起こる。

0巻で泰麒のそばにいた者たちが何者なのか、どう出会うのかもわかって「ハァァァアァアアア〜〜〜」と腑に落ちる。特にゴウランとの出会いにはちょっと感動した。泰麒、頑張ったね………(ホロリ)

 

とにかくこの巻は、気に入った0巻よりも大好きになった。

また何度も読み返すことになるだろうなぁ。

大好き。

 

それでは、また!