特捜部Q キジ殺し / ユッシ・エーズラ・オールスン

 

私が読んだのはポケミスバージョン

 

 

文庫バージョンはこちら

 

 

相変わらずの面白さ!

★5

 

 

あらすじ

「特捜部Q」ーーーー未解決の重大事件を専門に扱うコペンハーゲン警察の新部署である。見事に初の事件を解決したカール・マーク警部補と奇人アサドの珍コンビ。二人が次に挑むのは、二十年前に無惨に殺害された十代の兄妹の事件だ。犯人はすでに収監されているが、彼一人の犯行のはずがない。事件の背後には政治経済を牛耳るあるエリートたちの影がちらつく、警察上層部や官僚の圧力にさらされながらも、カールは捜査の手を休めないーーー口うるさい新人も加入して勢いづく「特捜部Q」の大活躍を描く、シリーズ第二弾。

 (公式あらすじより)

 

 

感想

 

やっぱり相も変わらず面白い!

前回の「檻の中の女」を読了してからかなりの年数を経てからの、第二弾目であるが、正直前作を上回る面白さ。

前作もあまりの強烈な内容に、かなり年数が経っているにも関わらず、内容をかなり覚えている。登場人物なども個性豊かなので、日本人には馴染みのない名前だとしてもちゃんと覚えていた。

 

さてさて今回は、ミステリの手法としては「犯人探し」「推理物」というより、「犯人に近づいていくスリル」を味わう手法だと思った。

というのも、ほとんど初期の段階から、今回の事件の犯人はわかっているのだ。

しかし、あらすじにもある通り、今回の犯人たちは政治経済界の大物ぞろい。圧力が凄まじい。簡単には近づけない。ありとあらゆる妨害が起こり、読みながら「キィ〜〜!!!」っとなるwwww

 

そして同時進行で語られる、犯行グループの元メンバー、キミーの人生と彼女の動向。これがまたハラハラするし、イライラするし(いい意味でね)、スリリングで面白い。

 

読者によっては、ミステリといえば犯人がわからない方が面白みがあるという人も多いかもしれない。実は私もそうである。かなり序盤からもう犯行グループが特定されていて、その人物らの逮捕に向かうというスタンスなので、本も分厚いし「これ私ちゃんと最後まで読めるか〜…?」と自信なく読み進めたのだが、もう読み始めたらワクワクが止まらなかった。

前作の「檻の中の女」は犯人がわからない手法だったのだが、明らかに今作「キジ殺し」の方が面白い!!

むちゃくちゃドラマがあるし、最初から犯人もわかってるし、これは今回かなり再読に適したものだよなぁと思いながら読んだ。これは絶対に再読したい。

 

登場人物たちは良くも悪くも個性派ぞろい。なので名前を覚えるのがちょっと大変だけど、すぐ覚えられます。

今回も相変わらずカールの相棒、アサドが可愛いwww天然アサドwww

 

暗く凄惨なシーンは多いものの、カールとアサド、そして新人ローセの三人の掛け合いがめちゃくちゃ楽しかったりと、メリハリが多いので、ひたすらに読んでいて楽しかった。

まだまだ完結してないし、とりあえず未読が4冊はあるし、シリーズものに当たると人生本当に楽しくなるね!

 

たくさん読む!

それではまた!