太陽に魅せられた花嫁 / ジュリー・ガーウッド

 

 

 

好き好き好き!!これ大好き!!

文句なしの

★5

 

 

あらすじ

 

1102年、イングランド

4人姉妹の末っ子、ジェイミーは父親と血の繋がりを持たぬ娘だった。しかし黒髪にすみれ色の瞳を持った娘を父は平等に愛した気でいた。

しかし失態を犯してしまったために娘たちを2人、スコットランドの地へと嫁がせることになるーーー。

 

その一人となってしまったジェイミーは、スコットランド人のアレックの元へ嫁ぐ。しかしそこにはありとあらゆる波乱が待っていた。

お互いが愛など芽生えるはずもないと思っていたが…。

 

 

全体の感想

 

うわーーーもうこれ最高すぎない!?小説の面白いところを余すところなく取り入れたというか、「そうだーー!私はこういう展開を望んでいたーーー!」と絶叫したくなるほど、痒いところに手が届くストーリーの運びがもうね、最高すぎ。これしか言えねえ…。語彙力崩壊…。

 

最初の方から謎の人物によっての語りが始まり、ん!?と引き込まれる。

そうなんです。

ロマンスであると同時に軽いミステリ展開がある!

ここがまたこの本の美味しいところ!!

誰が裏でこそこそやってんのか怪しみもある!

これがまたね、あいつもこいつも怪しいのだ。

 

スコットランド人のもとへ嫁ぐことになったジェイミー。彼女は父親の実の子ではないものの、本人は平等に育ったと思っている。

慣れない土地での奮闘があるものの、苦労しながら育ったジェイミーはさまざまな問題を健気に解決していく。それを見守る夫となったアレック。

ジェイミー自身はなんの感情もなくそれらをやってのけ、アレック共々周囲を驚かせる。それを読みながらなぜか「うちのジェイミーちゃんすごいでしょ!?」と鼻高々になる読者、私。ニヤニヤしちゃうんですよ、これが。

適度に有能。ちょっと抜けてて頑固者。

このバランスがもう完璧で、ヒロインにまず惹かれる。

ロマンス小説はこれで2作目だから偉そうなことは言えんが、なんとなくわかるのは、このジャンルの小説はまずヒロインが好きになれないとダメなんじゃないかということ。

前回の『わたしの黒い騎士』でもそうだったけど、私は今のところ、読んだ2作ともヒロインが大好きだ!大好きなヒロインが愛され幸せになると私も幸せ〜♡

 

本書で私が一番好きなのは、適度に医療に関われるジェイミーが、咳をしている神父に薬を渡すシーン。何気ないワンシーンであり、人によってはスルーしてしまいそうなところだけど、そこにこそ、このジェイミーの優しさが滲み出ていて、読んでいて私まで神父様と一緒に胸を打たれる…。ジェイミー優しい子やで…。

 

とにかく本当に本当に最高の読書であった!!

しかしこれが絶版って正気か?

復刊しなさい!!

私の中の再読本リストにインや〜!

 

それではまた。